クリーニング店専門コンサルタントのブログ
クリーニング店専門コンサルタント株式会社マグネット 原田 誠のブログです。 クリーニング・コンサルタントの仕事やクリーニンググ店舗、趣味のランニングでの出来事などをクリーニング店様向けに語ります。
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黒はやっかい1
当社クリーニング店にて
「黒色のカシミヤのショールの風合いが変わった!!」とお客様からクレームを頂戴いたしました。

報告を受け私がそのお品物に触ったところ・・・
????
手触りが何んか変です。

カシミアの柔らかさがなく、バシバシになっています。
アクリルと間違ってしまいそうな手触りです。
洗濯表示はなく、ブランド(ブランド品ではない)ラベルに
  made in England
  100% cashmere
  dry clean only
の表示があるのみです。

手触りが変ですが、まだ調査をする段階ではないので風合いを戻すために
 シリコン成分の多いドライソープ(当店ではDX用のバッチ洗いに使用)
 流動パラフィン
をゾールで割ったものに漬け込みました。

するとご覧のように




カシミア100%から色が出ました。

私はドライ(石油)で毛織物から色が出たという経験がほとんどありません。
風合いのバシバシ感とドライで色が出たということから推測すると

・カシミア100%ではなくアクリルなどが混ざっている製品で染色堅牢度が低い
 数年前に話題になった「カシミア100%表示品が実はアクリル100%だった」といった類
・カシミアの縮絨(毛織物の仕上げの工程で、組織を緻密にし、また毛端を絡ませてフェルト状にすること。)不足

大阪繊維商品めんてなんす研究会の詳しい方の話では、最近はカシミア不足からカシミア100%の商品がほとんどなくなり、それに色々混ぜた上に艶や風合いを向上させるための加工剤を塗ってそれらしく商品化しているものも多数出回っているとのこと

その場合はドライをしただけで風合い向上の加工剤が除去され、風合いがなくなってしまいます。

お客様との解決はまだですが、もし解決の方向に向かわない場合は商品の品質を精査したいと思います。

皆さまもご留意ください。

※この場合、黒は関係ないですね。
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